東京海上ホールディングス株式会社

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第三者意見

プロフィール

ピーター D. ピーダーセン氏
株式会社イースクエア 代表取締役社長

1967年、デンマーク生まれ。コペンハーゲン大学文化人類学部卒業。2000年~2001年にかけ、東京MXテレビのキャスターを務める。2000年9月に、CSR・環境コンサルティングを手掛ける株式会社イースクエアを設立、社長に就任し、現在に至る。CSRや環境経営の戦略策定、コミュニケーション、人材育成、マーケティング支援等で日本企業を支援している。

ここ数年、東京海上日動のCSRダイアローグに参加させていただく等、様々な角度から東京海上グループのCSR経営の進捗を垣間見る機会に恵まれてきました。CSR報告書2009を拝見し、まず評価したいことはそのCSR経営の着実な進化です。以下に、1.CSR報告書2009に関して評価できる点、2.コミュニケーションにおいてさらに強化できると考える点、3.CSR経営において強化できると考える点をそれぞれ紹介します。

1. CSR報告書2009に関して評価できる点

第一に、ページ数を少なくし、わかりやすいレイアウトで焦点がはっきりしていることが読みやすさにつながっていると感じます。
CSRマネジメントの新しい体制の説明と、これから開示していくCSR活動のKPI(指標)の公表も非常によいと思います。
さらに、東京海上グループにとってのCSR主要課題の特定方法に関する説明と、それらのテーマの重点的なコミュニケーションも評価に値すると考えます。

2. CSRコミュニケーションにおいてさらに強化できる点

多くの企業と同様に、東京海上グループのCSRコミュニケーションは変革期に差し掛かっているのではないかと推察いたします。これからは、より手に取りやすいサイズで、ページ数がより少ない紙媒体でお客様や代理店に伝えるメッセージと、従業員に伝えるメッセージ等をターゲットごとに考え、報告する必要があると考えます。

3. CSR経営において強化できる点

CSRマネジメントの体制が整ったところで、今後2つのことを東京海上グループのCSR経営に期待したいと思います。一つは、国内外のグループ企業を巻き込んだグローバルでの体制、戦略、KPIの設定と実践です。もう一つは、業界と社会に働きかける東京海上グループであってほしいという点です。特に気候変動や生態系の劣化という、人類社会が抱える最大級のリスクに対して、日本の産業界のリーディング・カンパニーの一社として、業界および他社に影響を与え、日本の社会制度作りやグローバルな協働的取り組みにも果敢に参加していただきたいと思います。

第三者コメントを受けて

村木 満
東京海上ホールディングス
経営企画部部長兼CSR室長

本年7月に、東京海上ホールディングス経営企画部にCSR室を設置し、東京海上グループのCSRを推進する体制を一段と強化しました。
ピーダーセン様からいただいたご意見を真摯に受け止め、持続可能な社会の実現に向けて、気候変動リスクへの対応を含めCSR主要課題へグローバルベースで取り組むとともに、より広い視点から社会的課題の解決にグループとして貢献していきたいと考えています。
また、ステークホルダーの皆様との双方向コミュニケーションを充実・強化し、より適切な情報開示・質の高いCSRコミュニケーションを実現していきたいと考えています。

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